HONDA CBR1000RR ~2011鈴鹿8耐優勝マシン~
2011年鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝マシン、「F.C.C. TSR Honda CBR1000RRW」です。
優勝ライダーは秋吉耕佑・伊藤真一・清成龍一です。
俺のバイクライフにとって、耐久レーサーの思い出は切り離せない。
何しろまだ中学生の頃、漫画「バリバリ伝説(第一部)」で鈴鹿4時間耐久レース(8耐の前座レース)なるものを知り、
その流れでたまたまTV中継(録画ダイジェスト)で、8時間耐久レースを観たのです。
それが1986年(中3の頃)のことで、W・ガードナーとD・サロン組(HONDA RVF750)が優勝を果たしました。
その頃からです・・・バリ伝の主人公がHONDAのレーサーに乗っていたり、ガードナーがHONDAのエースだった為に・・・
俺のホンダ贔屓が始まった・・・(笑)。余りにもカッコ良すぎた。
それからもバイクの免許(原付免許とスクーターは所持)すらない高校時代から、HONDAへの憧れが固まった。
その当時、フジTVのF1中継も始まったばかりで、常勝ホンダF1の影響もあったけどね。
ちなみにその当時の86年鈴鹿8耐久のビデオ(TBS系録画)はまだ保管しています(笑)。
当時(86年以降のRVF)のホンダは、片持ちスイングアームでタイヤ交換時間を詰めていたけど、
今は両持ちでもクイックリリースできるんだよねぇ。
敬愛する地元宮城出身のレーサー伊藤真一選手が、被災した東北を元気付けようと、
2010年の引退から一転、急遽参戦を果たし、そして自身4度目の鈴鹿8耐優勝を果たしたマシンです。
ちなみに伊藤真一選手は、鈴鹿8耐で通算7度(歴代最多)のポールシッターです。
8耐はル・マン式スタートの為、セルスイッチらしきものが映っています。
給油口はエア抜きによるクイックチャージの為に2つあります。削りだしのパーツの造形美が痺れます。
バイクブームの陰りと共に、かつてはWGP(現MotoGP)からの現役選手の参戦が当たり前だった8耐も、
近年は日本人トップレーサーが中心となっています。その影響でTV中継も有料チャンネルのみだったり、
その辺は少し寂しいところです。
8耐は故・加藤大治郎選手が優勝(2002年)した辺りまでが、レースイベントとしては見応えがあったかな。
やはりネームバリューの高い選手の出場というのは、ファン心理としては嬉しいものです。
整備性に優れるクイックファスナーが見られる辺りが、スプリントじゃなく耐久レーサーなんだと思わせる。
今回(SUGO全日本観戦時)、初めて耐久マシンを直に拝め、細部にその耐久仕様らしさを垣間見れ、
モタスポファンとしては、とても嬉しかったです。TSRブルーが、優勝マシンと相まってとてもカッコ良く見えました。