2012MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 SUGO ST600決勝
ST600決勝です。このカテゴリーのマシンは市販車に限りなく近い。
保安部品を外して、チューナーのコンプリートパーツを組んだりしながら、
若手レーサーのミドル排気量の登竜門な雰囲気です。昔(俺が見ていた頃)で言うF3に近い気がする。
鈴鹿8耐の前座で行われる新鋭レーサーの甲子園、鈴鹿4時間耐久レースは、このST600のマシンで行われます。
アジア地域の国家間の交流の一環なのか知りませんが、どうやら近年は、
タイやマレーシアといった国の若手ライダーも参戦して、かつ好走しているようです。
もちろんアジアのモータースポーツは日本が最先端なので、彼らにとっては憧れの地での参戦になります。
登竜門と書きましたが、実はベテランも混ざってたりします。
ゼッケン「62」横江竜司選手です。2006年全日本GP250クラスで6戦全勝のチャンピオンです。
翌年から3年間は国内最高峰のJSB1000クラスを走られましたが、昨年からこのクラスで参戦中です。
出身が宮城県で、バイクショップもされているので、宮城のライダーの間では有名かも。
彼が活躍していた時代は、俺の観戦ブランク期間・・・・昔なら全日本チャンプは、世界GP参戦が通例でした。
そうならなかったところを見ると、当時のヤマハの体制とか、いろいろあったのでしょうかね。
宮城を代表するライダーですし、今後も活躍を期待しています。
何年もレースを観てるけど、このテールトゥノーズのバトルは、マシンと一体感のある雰囲気と相まって、
実に観ていて面白い。決して四輪レースでは感じないところ。
四輪レースも嫌いではないけど、マシンがでしゃばり過ぎなんだよね。
この3台の最後を走るゼッケン「634」小林龍太選手のリアタイヤ、コーナー進入で意図的にスライドさせて、
進入する前にコーナー出口にマシンを向けようとしています。前の2台と比べるとはっきり分かる。
近年のトップレーサーも多用する流行の乗り方です。凄いよなぁ・・・。
アズラン・シャー・カマルザマン選手(マレーシア)は昨年の鈴鹿4耐ウィナーです。
ゼッケン「77」井筒仁康選手もまだ走ってるんだよねぇ・・・。俺よりひとつ年上の大ベテラン選手。
エントリーリストを見たとき、昔の記憶にあって、あれって思ったけど、やはり本人のようです。
このレース予選11位から決勝3位はさすがですね。