CRF250L「慣らし」ツーリング
6月23日(土曜日)、ようやく梅雨の晴れ間が週末(休日)にやってきました。
そしてCRF250Lの慣らしを始動する時がやってきました。
慣らしってのは、バイクを慣らすこと、他に乗り手も慣らさないといけません。
ブレーキの効き具合、ミッションの入り具合、エンジン特性の把握、これらを身体に覚えさせる。
これからの安全なライディングをする上で、とても大事な儀式だと言えます。
バイクとて工業製品、初期不良が無いとは言い切れ無い。
だから珍しく前日からシートバッグを取り付け、その具合を確かめ、タイヤのエアー等の点検をしっかりします。
新車、中古車問わず、乗り始めはいつも以上に慎重に・・・ですね。
シートバッグを用意した主な理由は、雨具を念のために備えておきたかったから。
さて朝は6時起床、7時スタートです。
いきなり長距離は何か有った時に面倒なので、片道100km圏内の走りなれた道を選びます。
その前に納車直後からGSに行く余裕も無かったので、自宅から最寄のGSで初給油をします。
この給油口から見える二本の棒は何でしょう・・・。ちょっと邪魔で給油し辛い感じ。
まぁ、給油量を把握する目安にはなるかな。
XR250もそうだったから、ヒンジ式じゃないことには慣れてるし、それは問題ない。
驚いたのは給油口を閉める時、回すのではなく、押すだけで閉まる。
この機構、さっきの二本の棒と関係有るのでしょうか。凄くらくちんで良いわ。
このギミックを考えた人、エライ・・・。
今回向かった先は福島市方面です。R4をひたすら南下します。
スタートから約1時間、角田市付近のコンビニで最初の休憩です。
R4を福島って・・・、いつもなら単調でつまらないから、一気に高速で駆け抜けるところ。
でも今回の目的は「バイクの慣らし」なので、ストップアンドゴーが多い下の道が良いだろうと考えた。
これならミッションもブレーキもこまめに使うからね。
そして午前9時過ぎ、目的地のバイクの駐輪場に到着。立て看板をよ~く見てください。「JRA」です。
そう・・今回のツーリング観光ポイントは「福島競馬場(写真奥の建物)」です。
ツーリング先に競馬場を選ぶライダーって、あまりいないんじゃ・・・(笑)。
昨年は震災で甚大な被害を受けた当施設。
ちょうど夏競馬開催で福島競馬3日目です。復興(改修)の姿を確かめましょう。
場外発売時は無料ですが、開催日は入場料100円がかかります。
正面スタンド(外)へ向かう階段を上がる。
綺麗に修復も済み、あの福島競馬場が見事に復活していました。
実は私・・・社会人1年目の転勤先で1年弱ですが、福島市民でした。
そして福島市と言えば、福島競馬(イメージ)なんです。
地下通路を進んで、内馬場の広場へ。
何でこんなに施設に詳しいのかって・・・、競馬ファンだったからに決まってるじゃん(笑)。
結婚を機に遠ざかっていましたが、建替え前の汚く老朽化した昔(約18年前)の福島競馬場も知ってます。
入場料100円で、そこら辺の公園以上に利便性(食事、トイレ施設が綺麗に整い使い易い)の高い、
芝の綺麗な公園のイメージでも利用できるから、ここは福島でもお奨めの家族向けスポットです。
そうは言っても競馬場ですから、せっかくなので馬券(勝馬投票券)を買ってみましょう。
漢なら黙って「馬連」です。1~2着ですら当たらんのに、3着以降なんて当たるもんかっ(笑)。
なんて・・・今の投票システムを把握してないだけ(笑)。
その昔、朝から出かけて最終レースまでしていた時代もあったなぁ。
当地では第1~5レース連続的中とか、万馬券を2回ほど当てたことがあります。
この芝生、フクイチの放射線の影響で一度は全て剥ぎ取られ、綺麗に張り替えられたものです。
開催直後なだけに、綺麗に生え揃っていて綺麗です。最終日に近づくと、イン側が少し荒れてきます。
福島第1レース、サラ系三歳未勝利戦。こういう未勝利戦は、何番選んで買っても一緒(笑)。
データの豊富な重賞競争の方が当て易いのです。
最近はネットやTV中継が便利なので、競馬場まで足を運ぶ人は昔ほどではないでしょうが、
青空の下の競馬は迫力があっていいものです。その辺は野球やサッカーの様なプロスポーツ観戦も同じ。
果たして投票した馬達は頑張っているのでしょうか。
バイクと同じ、まさに人馬一体。ジョッキーと競走馬の姿、カッコイイです。
1着「9番」、2着「12番」の順で入線したようです。
馬券をもう1度。
競馬を楽しんだところで、次は間近でお馬さんを見たいのでパドックへ。
赤い面子にシャドーロール、かわいい。
誘導馬の白毛が綺麗です。
1時間20分ほど、久しぶりの競馬場を楽しみ、あとは帰路につきます。
福島競馬場は駐輪場が二箇所もあって広く、G1開催以外は混まないだろうから、
バイクツーリングスポットに・・・「お奨め!」
福島復興(市の税収入は侮れない)の為、言わせてくれ・・・。
時間は昼前の11時、朝食が軽かったので早めのランチ。
二階に上がると・・・いわゆる街の洋食レストラン。
「みどり豆」さんに到着。
その昔、福島で知り合った当時の彼女に教えてもらった・・・場所です。
その当時のままの店構え。今も変わらずなんだか嬉しいです。ここは2~3年振りくらいだったかな。
ここにくるといつもこれ。オリジナルオムライス。
絶品です。観光地の食事も格別でしょうが、市街地のレストランもたまには良いでしょう。
十数年前と変わらない。当時と女性スタッフが同じ方です。オーナーシェフのおくさんとかなのでしょうかね。
詳細は不明です。俺のことも当時の彼女のことも覚えてる訳ないよなぁ(笑)。
食事も済んで、時計もまだ昼前。まったり、ゆっくりマイペースで帰りましょう。
ちなみにレストラン「みどり豆」さんは、福島赤十字病院の傍です。
少しでも福島を盛り上げる気があるライダーは、ちょっと気にしてあげてくださいな。
そうそう写真の赤十字病院・・・俺が初めて「ギックリ腰」をやった時に世話になったところだわ(笑)。
さて本題に戻ろうか・・・。
帰路は国見付近のセルフGSで一回給油。ちょうど100km程走行で、燃費がどんな感じか知りたかった。
燃費と言っても費用とか気にしてでは・・・もちろん無く、航続距離の目安とか、残量のメモリの動きの確認です。
混み始めるR4を避け、白石市の先でR457に入り、蔵王方面(遠刈田)~秋保~R48で仙台市内へ。
ワインディングで、タイヤの慣らしもしたいところ。
山岳ルートでなかなか良い景色に出会えました。
ただ、路面に帯状に水が流れているところが数箇所。綺麗にしたバイクの足回りがデロデロ(笑)。
2時間通しで走っていたことに気づき、川崎町のコンビニで水分補給。
日中は、風がそこそこにあったけど暑かったな。
出発が遅かったせいもあり、朝方に起きだした娘に言われた・・・「パパ、おみやげかってくるかなぁ?」。
時間は午後2時も過ぎた頃、さいちのおはぎ(秋保)、娘が好物なので買って帰りました。
3時頃には仙台市内に入り、CRF250Lでお世話になってるディーラーさんへ。
バイクの感想レポを少し話しながら、休憩したくて立ち寄りました。
いつもの如く、店長とバイク談義で盛り上がってしまい、ここで1時間以上休ませてもらいました。
最後に、朝に給油したGSで、この日3回目の給油を行い満タンにしてから帰宅。
CRF250Lでの初ツーリングで、様子を見ながら下の道を200km走行、まずまずの距離感でした。
帰還は午後5時近かったものの、この時期は日が長いので、少し泥汚れを落としておきました。
慣らし中としては、予想より燃費も良かったし、舗装路でのマシンの感触もまずまず良好でした。
備考:走行距離204km(高速不使用) 燃費35.2km/L