銀山温泉と厳美渓ツーリング(後編)
前回の記事に続く後編です。
銀山温泉をあとにして向かった先は、秋には紅葉が素晴らしい鳴子峡です。
昨年の秋以来、久しぶりに訪れました。まだ10時前だったこともあり、駐車場は気持ちよく空いてました。
この時期は新緑が気持ち良い。例え同じ場所でも、季節によって見え方も変わる。
やはり日本の四季は良いもんだ。
それにしてもこの日、天気予報通りの好天に恵まれました。
暇なライダーで、この日走っていないライダーがいたら嘘だと思う(笑)。
メジャーな休憩先では、やはり多くのライダーを見かけました。
ただ、ルートがマイナーなのか、帰路(高速)につくまで、バイクとはそれほどすれ違わなかったのが不思議。
余談ですが、新調したばかりのヘルメット(ネオテック)は、
その後も違和感無く、かつ以前より疲労感の軽減もはっきり感じるようになりました。
休憩を終えて、更に北上しますが、少し回り道をします。
その前にGSでガス補給。当日、約300km弱の走行予定だったので、微妙に一回給油が必要。
おばちゃんに「あまり入らないよ」と言っておいたのに、見事に少し吹きこぼしていた(笑)。
CB1100の給油口って小さいから入れ辛い。だからなるべくセルフで入れたいのに、田舎だと見つけるのが大変。
回り道をした理由はここ「あ・ら・伊達な道の駅」にどうしても寄りたかったから。
お目当てはこれ。バトンクッキー(ココナッツ)。
前日、かみさんが好物なので、何気に「買ってきてやろうか?」と言ったら、目を輝かせて喜んでた。
言い出した後、ちょっと回り道じゃん・・・って思いつつも、バイクツーで家を空ける罪滅ぼしってことで(笑)。
ロイズって通販以外では、北海道方面の販売網がメイン。
通販で運賃をかけてまではいらないとかみさんは言うので、何とかお土産でゲット。
二箱(80枚入り)なら文句あるまい(笑)。
無事に御土産ミッションをこなして、シートバッグにしまうと、暑くて脱いだインナージャケと共に目一杯になりました。
まぁ、可変容量部分は使ってないし、オリジナルの車載工具も積んでるので仕方ない。
そして再びR457を厳美渓方面に向かって北上すると、大きな看板を発見。
映画「東京タワー」の舞台セットが見られるようです。
ここに立ち寄ったのは、まったくの偶然です。
2週間くらい前に、バイク仲間達が走ったとのブログ記事を見ていましたが、
場所もチェックしていなかったので、なるほどここかと思い、せっかくなのでついでに立ち寄りました。
昨年の3.11の震災の影響により、運営はされておらず、ロープで進入規制がされていました。
外から見られる範囲で見学します。
一部損傷が見られますが、昭和を思い起こす懐かしい情景です。
うちの親父(75歳)世代が興味を引きそうで、見せてあげたい場所だと思いました。
これは予想以上に良くできて味があります。
映画「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」、機会があればチェックして観ようと思います。
閉鎖の影響か、観光客は見かけませんでしたが、なかなか良い所でした。
一関方面に向かう途中、一旦栗駒方面に進路が向いたところで・・・・、かなり御機嫌な愛機のショットが撮れました。
眼前にある残雪が映える栗駒山を背景に、今シーズンベストショットです。
たまにね・・・数撃てば「良い絵」が撮れるんです。
つくづく思うけど、バイクツーリングとカメラ撮影の両方を趣味に持つのは相性が抜群だと思う。
ちなみにこれ・・・電線や電柱が手前に写りこまない様に、わざわざ農道にバイクを少し移動し、角度を選んでます(笑)。
裏道を順調に快走して、この日最後の目的地である厳美渓に到着。
ここも二年振りくらいでしょうか。昨年の今頃は、震災の影響でバイクツーのテンションも上がらず、
秋口までは近場をちょっと走るだけでした。そう思うと、だいぶ心のゆとりができたものです。
銀山温泉が人間の手による造形美だとすると、こちらは自然が作り出した造形美。
我ながら目の保養に良いルートをプランニングしたと思う。
道中、田舎道のせいか、どの区間も空いていて走り易かったしね。
今までは行き当たりばったり感覚だったのが、最近、平日は真面目にマップル片手に地図を読んでる(笑)。
清流に癒された後は、少し疲労感も感じ出したところで帰路となります。
高速道路を利用し、一関IC~仙台泉ICまで、サクッと走ります。
高速は退屈なので、距離を稼ぐ以外は積極的に使いませんが、今回は「ゆとり」と「時間」を買いましょう。
金成PAで水分補給。この真昼の時間帯はかなり暑かったです。
高速は気軽にトイレと休憩所が確保できるから、その点だけは便利です。
高速を降りる直前の鶴巣PAで最後にしっかり休憩し、疲労回復にぴったりの1日1ソフトで締めます(笑)。
さすがに高速道路では、クルーザー系のバイクを中心にたくさん見かけました。
ライダーもスロースタート、早朝スタートといろいろいるだろうから、
この辺は顔つきの疲労感で少し分かることも・・・(笑)。
正直、厳美渓から平泉方面も至近なので気になったけど、あまりあちこち回りすぎると、
次の楽しみがなくなるからね。マイペースで、またの機会のお楽しみ。
帰宅しバイクを停めると、自宅玄関から勢いよく娘が飛び出してきました。
出発から8時間40分、無事に午後2時20分に帰還。
まだまだ明るい時間です。この後、バイクを掃除して、マイカーを水洗いし、
娘のおねだりでおもちゃ屋さんに出かけてきました。余力を残すのは、家族持ちライダーには大事です。
5月は週末の晴れが多く、週1回のペースでバイクが出せました。
おかげで俺にしては珍しい4回合計走行1000km越えです。梅雨に入る前に走り込みたかった思いが叶いました。
この調子で、今年は空梅雨で、土日だけでも(笑)晴れると良いなぁ。
備考:走行距離285km(高速26%) 燃費20.1km/L