CB1100ランデブー走行、そしてあの場所・・・雪の回廊へ、再び
先週(5/5)の蔵王エコーライン途中撤退で、雪の壁がほとんど拝めなかったので、
この1週間「心のモヤモヤ」が晴れず(笑)、この土曜(5/12)に再度ツーリングを決行しました。
朝日が眩しい。これはバイク日和な朝だ。
自宅前の並木も新緑が芽生え、なんだか清々しい気持ちになる。
前回の反省から、今回は5時起床で6時ちょい前には出発します。
幹線道路もすいすいで、朝の冷たい空気を吸い込みながら、気持ち良く市内中心部を突っ切り、
R286の仙台南ICから西に数百mのコンビニを目指します。
コンビニ(待ち合わせ場所)に到着(AM6:20頃)すると、1台のCB1100を発見。
このツーリングでは相棒がいます。およそ半年振りの再会のバイク仲間のYさん。
前々日の夜にメールでお誘いしたにも関わらずOKのお返事。
会津ツー以来、Yさんとは久しぶりのマスツーです。同じバイクなので、CB1100ランデブー走行となりました。
まずは釜房湖で最初の小休憩。
最近調子に乗って、自分撮りを多用してる(笑)。
記録エントリーでも、主役のライダーが入ると自己満足ながら絵になる・・・ことを実感してる(笑)。
俺のサインが分かる人は、たぶんベガサポ(笑)。
風がちょっと強いけど、天気はまずまず。
ただ、先週程ではないにしても、ちょっと山間部に雲がかかってる。
早朝だけに渋滞でロスすることもなく、スムーズに蔵王エコーラインに向かいます。
エコーラインの入り口の目印の大鳥居で小休憩。
前日の蔵王山頂は、みぞれが降って終日通行止め。
好天だけにすんなり解除されていると思い、遠くの電光掲示板に目を配ると・・・。
なんだと・・・??これじゃツーの笑いネタじゃん・・・。
人生二度目の蔵王エコーラインというYさん・・・ショックで道路上でうなだれてる・・・なんて(笑)。
自然には逆らえない・・・またも諦めていつもの山間散歩ルートを軽く流すツーリングに切り替えようと、
Yさんに提案して了解をもらう。
しかし・・・・、ふいに思った。この時は7時半くらいだ。
まだ朝の道路状況確認のパトロールカーの報告前で、前日の表示のままなんじゃないかと?
スマフォで確認しても、観光HPはこの時点で更新されてない。
だったら行けるとこまで行ってみようとなった訳です。この日はマスツーだし行くしかないでしょ。
だって回廊リベンジだもん(笑)。
滝見台も先週より好天のせいか良い眺め。
晴天だし、ガンガン進むさ!
早朝と電光掲示板表示のせいか、反対車線も進行方向もガラガラで快走。
前回は寄らなかった不動滝も、時間調整で寄ってみる。
CB1100・・・カラーリングやカスタマイズ具合こそ違えど、同じバイクの隊列・・・やっぱり絵になるなぁ。
このあとは山頂を目指すのみ。途中、二つのゲートも開かれていて無事通過!
そして・・・・、山頂付近はもの凄い濃霧と強風でした。
これでは御釜を拝むのは厳しいし、ハイラインは凍結の心配すらある。
そして予定していた山形側へは進まず、路面状況の分かる来たルートを戻ることにします。
だって目的は「雪の回廊、雪の壁をこの目で拝む」ことだから。安全第一です。
ちなみにこの山頂の反射板・・・。
突風にあおられながら小枝に付着する雪・・・。ヘビーな大型バイクじゃ、怖すぎるって・・・(笑)。
凍えながらも有料ハイライン手前まで来れたから、この時点で心のモヤモヤは晴れた(笑)。
素晴らしい・・・。
実は蔵王エコーラインの見事な雪の壁は、人生初のライブでの目撃。感慨無量です・・・。
そして突風と寒さに手が震えながらも、カメラでパシャパシャ絶景を楽しんで撮っている内に、
どんどん霧が深くなっていく・・・。これはやばい。
退路を絶たれないように速やかに帰還ルートに入ります。
突風と路面に気をつけながら、安全確実にダウンヒル。
やはり下界は晴天のようだ。
今回、対向車線の交通量が皆無だったので、バイクとの雪壁写真がすんなり撮れたけど、
バイクと言えども、場所によっては交通の妨げと危険性が多くなることが分かった。
リスクはあっても早朝を狙ったのは正解でした。風は本当に凄かったけどね。
強風のイメージが伝わるかどうかあれだけど、のぼりがこんなことに・・・・。
カメラを構えるのも大変だった。
そこへ1台のバイクが軽く挨拶をしてくれました。
見覚えのあるバイク(RZ250)だと思ったら、旧ブログで同じバイクブロガーのHさんでした。
わざわざ俺達を見かけて、声をかけてくれたようです。
風が強かったので、まったりトークとは行きませんでしたが、
ちょっとお話させて貰った感じでは、ブログイメージ通りのナイスガイです。
同じ宮城のライダーだから、いつかは遭遇することもあると思ったけど、これはサプライズでした。
Hさんはブログで自身を晒さないので、これは貴重なショットかも。
それにしてもライジャケとバイクだけで俺を見分けるとは、自分撮りしていた甲斐があったな(笑)。
ビンテージバイクらしく、綺麗に行き届いた整備と見栄えのする綺麗なRZでした。
基本的に旧車は、整備に覚えがあるライダー※じゃないと動態維持はまず無理なので、
こうして80年代の名車が、コンディション良く拝めるのは珍しい。
バイクブーム時代を知るものなら、2ストといえばヤマハ。RZ250はヤマハの名車中の名車です。
※一般のまともなバイク屋さんだと、修理用パーツ供給が切れたバイクは見てもらえない。
無事に降りて、気になる電光掲示板をチェック(笑)。
山頂の御釜観光やらを取り止めたので、この時でまだ9時前です。早起きって素晴らしい。
県境付近・・・路面凍結・・って、もし8時以降に通過してこの看板を目撃してたら、
ぶっちゃけこの場で撤退してたわ。凍結って、ここからって予測し辛いから、バイクに一番恐ろしい。
急な路面変化になんとか対応できるのってオフ車くらいだと思う。もしくは腕のあるライダーか!?(笑)。
この後は青根峠を抜けて、コンビニでまともな初休憩。
時間もあるので定義までのワインディングを気持ち良く楽しみ、三角あぶらあげを食べに行きます。
10時過ぎに定義に到着。
Yさんは午後から家族サービスの約束とのことで、帰路時間を差し引いて11時過ぎにここで解散。
俺も珍しく先導役ながら、なんとか半日ルートに纏めることができて、ホッとしました。
別れ際に記念ショットを1枚。同じ世代で、かつCB1100乗りとして、久しぶりにたくさん話せて楽しかった。
帰り際、ちょっと相談事があって馴染みのディーラーへ。
ついでにタイヤのエアーを見てもらって、なんと12時には無事帰還しました。
早朝スタートで6時間たっぷり楽しんで、お昼に帰宅とは、妻子持ちには理想的ですね。
余談ですが、ディーラーでNC700S(MT)の試乗車を発見。
これは今度試乗してみたいかも。赤のNC700が2台・・・カッコイイです。
しかも販売目標の少な目なインテグラの試乗車まであった。この辺はやはり大型ディーラーの成せる業だなぁ。
そうそう、帰宅後に観光協会のHPを見たら・・・
9時現在の御釜付近の天候は、くもり、気温マイナス1度、風速15~16m強・・・・
まさに俺達が走っていた時間帯です。いやはや数字で見ると、少し恐怖感が蘇るな。
2度目のアタックで、ようやく無事にミッションをクリアして、心身共にスッキリしました。
あまりリスクを背負うのもあれなので、来年以降は天気と良く相談しないとなぁ。
まぁ、天気予報なんて当たらないけどねっ(笑)。
真冬並の山頂の寒さから一変、平地の暖かさが身に沁みた1日でした。