HONDA ベンリィ 110(STD & プロ)
ビジネス用スクーター「ベンリィ 110」を紹介します。
去年、これと同型の50ccモデルが出た時から、110ccの原付二種モデルが出たら面白いと思ってた。
積載重視のビジネススクーターに、パワフルな原付二種のエンジン(同社DIO110と同じ)は相性良いからね。
まずは「プロ」の方から。
前回のエントリーで、新型より旧型カブのデザインの良さに触れたけど、
もし現行の原付二種スクーターで、日常の下駄代わりに選ぶならこれがお奨め。
まずデザインがシンプルで、旧カブ110のように親しみが湧くデザインが良い。
某ライバルのY社のあの原付に似てるのは・・・あえてつっこまないでおく(笑)。
でもこちらは110で、かつ後だしとてかなり出来が良い。
「プロ」はこの大きなカゴが標準で装備。
そして特徴的な大きな荷台(最大60kg積載可)。
これだけのスペースなら、100L越えのボックスも乗せられる。
趣味にもビジネスにも、そして通勤用等のバイクとしても、ベーシックでいじりがいのある便利スクーターです。
この辺のテール周りのデザインもかわいい。
これは「プロ」専用装備のフットブレーキ。新聞配達等、左手がフリーになるように設計されています。
BENLY・・・古くからのバイクファンなら、「スクーターのベンリー」には違和感があるかもね。
燃費や積載性の良さと相まって、カブ系に代わって郵政やその他のビジバイクシーンでかなり採用されそうな予感。
続いてスタンダードモデル。
今回評価が高いのは、ビジネス用の他にしっかりパーソナルユースにも対応した新色も追加したこと。
110デビューから約一ヶ月遅れの2月23日発売で、若者にもうけそうなカッコイイ色合いです。
写真はオニキスブルーメタリック×ブラックで、実際に見るとかなり黒に近い濃紺です。
これなら趣味バイクとして、一般にもかなり人気のカラーになりそう。
そしてこのスクーターの最大のお気に入りポイント。タンク容量が10L。
メットインスペースを潔く無くして、そこをタンクとして有効活用。
元々の燃費の良さ(60km定地走行テストで53.0km/L)で、
実用燃費で350km以上の航続距離がありそう。
燃費は使い方でもちろん変わるけど、それでも300km走行~毎の給油で済みそう。
通勤通学や、なにより配達関係で、これはかなりのメリット(給油回数)になる。
震災で長期間ライフラインを失った経験をしたものにとっては、
この航続距離の長さ、バイク本来の機動性、車両の積載性はかなり羨ましい性能だと思う。
メーカーのカスタマイズコンセプトモデルを見ても、このバイクはかなり遊び心を誘う素性の良いバイクです。
ホンダ贔屓の俺が言うのもあれだけど、これはビジネスシーンでもパーソナルユースでも、
間違いなくヒットしてロングセラーになるでしょう。